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家族構成: ご夫婦+お子様2人 所在地: さいたま市中央区
専有面積: 67.93㎡ 間取り: 3LDK→2LDK
竣工: 2015年4月 築年月: 1994年3月

 

 

ツバメクリエイツで理想の住まいを手に入れたお客様のお住まいを訪問する企画「ツバメのせんぱい」。
今回は、2015年4月にさいたま市中央区でマンションを購入・リノベーションされたH様ファミリーのご自宅におじゃましてまいりましたー!

さっそく気になることを根掘り葉掘り聞いていきたいと思いまーす!

(ツバメ)さっそくですが、物件を購入したきっかけについて教えてください!
(ご主人)2年半前に物件購入&リノベーションしました。以前は、さいたま市桜区の賃貸住宅で暮らしていましたが、長男が生まれたのがきっかけになり、住宅購入を検討し始めました。
賃貸で住んでいた家が二人暮らしであれば十分な広さだったのですが、子供と3人暮らしだと手狭でした。広い家に引っ越そうという選択もあったのですが、家賃を払うことを考えると購入しても良いのでは?という結論になりました。
(ツバメ)たしかに家族構成が変化するタイミングって今の住まいをどうするかって考えるポイントになりますよね。今払ってる家賃を考えると物件を買っても良いんじゃないかという結論になるのもうなずけます。

昨年誕生した次男くんもお気に入りのリビング

(ツバメ)リノベ前の物件探しはどのようにされたのですか?
(ご主人)物件探しはネットを中心に行いました。事前に下調べをした後で、実際には4、5件の物件を内見し、その中から現在の物件に決定しました。
(ツバメ)内見した物件から今の物件に決めた決め手は何だったのでしょうか?
(ご主人)ずばり、決め手は、元の物件の間取りでした。
(ツバメ)「間取り」ですか??もうちょっと詳しく聞かせてください!
(ご主人)リノベすることを前提に物件購入を決めていたので、もともとの内装は壊すということが前提条件にありました。もともとの内装は壊すんですけど、壊す範囲を最小限に抑えたかったんです。壊す範囲が少なければそれだけコストも抑えられるので。北側の洋室は既存の間取りを活用しているので、ほとんどいじってません。笑
(ツバメ)たしかに、間取りを大きく変更するために内壁を壊したり、水回りの位置を変更したりすると、その分余計にコストがかかってしまいますもんね。目の付け所がプロっぽいですね。笑
(ご主人)新卒で入った会社が内装デザインの会社で、その時の経験が少しだけ活きています。笑

リビングとワークスペースはブックシェルフでゆったりと仕切る/寝室のドアは既存のものを利用し塗装で仕上げる

(ツバメ)間取りの話に戻るのですが、この物件の決め手であった間取りはどこがポイントだったのでしょうか?
(ご主人)リノベ後の部屋は、リビングを広くしたいなと思っていました。元の物件の間取りは、リビングの隣に和室があって、その和室とリビングを繋げることで広い空間が確保できるんじゃないかと思いました。
(ツバメ)そういう意味で、リビングに隣接して和室という間取りってリノベに最適ですね。笑
(ご主人)そうですね。リノベしやすい間取りなんじゃないかなと思ってました。
ちょっとしたワークスペースとリビングが融合した空間のイメージが湧いてきましたし、和室にあった押入れがウォークインクローゼットにもできそうだなというイメージも持てました。実際にどういう部屋のイメージになるのかは、デザイナーの村上さんに相談しながら進めていきました。

ワークスペースとリビングダイニングの天井高を変えたデザインで、より開放感を感じられる空間に。

(ツバメ)間取り以外でこの物件に決めたポイントはありますか?
(ご主人)角部屋で窓面が多いところも気に入ってます。それから、1階ということもあり、専用庭があるのもポイントでした。戸建て感覚で住める雰囲気も決め手になりました。
(ツバメ)たしかに、窓面が多いので、室内も明るいですね。分譲マンションの1階て専用庭がついてる物件も多いので、たしかに戸建て感覚で住めますよね!1階の特権ですね。笑

光の差し込む窓際に吊るされたグリーンがお部屋のアクセントに。

(ツバメ)なぜツバメクリエイツでリノベーションをしてくださったのですか?
(ご主人)もちろんツバメクリエイツのデザインやセンスに共感していたのが大きな理由です。どことなくファミリーが住みやすい家づくりをしてそうな雰囲気もありましたし。サイトもファミリー感があったので。笑
それ以外には、リノベ前の物件探しの段階から相談にのってもらえた点も大きかったです。リノベしやすい間取りはどれとか、この物件だとこういうイメージになるといったラフスケッチを提案してもらえたりと、買った物件がリノベでどうなるかに不安があったのですが、実感のもてるイメージが持てるような提案をしてくれた点がすごく助かりました。
(ツバメ)たしかに、実際にこの物件をリノベしたらどうなるのかという部分てすごく不安で心配な点ですもんね。リノベーションをする前のそういった不安をできるだけ払拭できたらなと考えています。

ワークスペースとキッチンもゆったりと繋がる/ダブブルーのドアが可愛い

(ご主人)それから、僕が自営業ということもあり、ローンが組めるのかという不安もありました。物件購入の段階からローンまわりの相談にも応じてくれたので、不安なくその先に進むことができました。
(ツバメ)物件購入の際は、ローンが組めるかどうかということが非常に重要ですもんね。最初の鬼門といっても良いかもしれません。笑
(ご主人)今回の物件購入&リノベでは、自分たちの理想の家を作りたいという気持ちがある一方で、予算が限られていました。その限られた予算の中で、コスト管理も徹底してくれたので、助かりました。
コストをかけるところとコストを削減するところをバランスよくデザインしてくれたなと思っています。メリハリの仕方がうまいなと。コストを削ったからといって全体のデザインのバランスが崩れることなく、全体としてきれいにまとまっているので、今でも満足しています。

トイレのドアは、既存のものを塗装し活用。アンティーク調のサインプレートがアクセントに。

(ツバメ)今回リノベーションをするにあたって、デザインに対してのこだわりはありましたか?
(ご主人)もともとツバメクリエイツのデザインに共感していた部分もあったので、お任せします!て感じでした。笑
なので、僕からは、希望の間取りを伝える程度で、大枠のデザインやマテリアルの選定などはお任せでした。
ただ、一つだけ、キッチンのデザインにはこだわりました。板のサンプルを10種類以上持ってきてもらい、その中から決めました。ここに一番時間がかかったかもしれません。笑

こだわりのキッチンは、お部屋の中でもひときわ存在感あり。/家族の団欒の場となっているダイニングスペース。

(ツバメ)今話題にあがりましたが、このお部屋の中での一番のこだわりポイントはズバリ?
(ご主人)キッチンです!キッチンは、特にこだわりをもってつくりました。
(ツバメ)どうしてキッチンのデザインにこだわられたんですか?お料理されるとか?
(ご主人)いえ、特に料理が好きとかではないんです。笑
部屋の構造的な制約からキッチンを箱で囲むようなデザインにする必要があり、色々と検討しているうちに、「存在感のあるキッチンを敢えて見せるデザインにしたい」という気持ちが強くなっていきました。ある意味、室内を圧迫するのでデメリットとして捉えることもできますが、逆に見せるデザインとして前向きに考えました。笑
室内にほどよくインパクトを与え、それでいて自然なデザインにしたいなという思いがあり、キッチンの箱に木材を貼るという方針になりました。先述のとおり、10種類以上の木材のサンプルを取り寄せてもらい、その中から、最終的にバーンオーク(ドイツ産)という材に落ち着きました。
(ツバメ)めちゃめちゃこだわりを感じますね。笑
他にもこだわりポイントがあるんじゃないですか??
(ご主人)あります!僕がというよりは、デザイナーの村上さんのこだわりと言ってもいいかもしれませんが、キッチン上にダウンライト(ユニバーサルダウンライト、住宅で使ってるのは珍しい)が入ってるのですが、これは、分かる人は分かるこだわりポイントです。笑
キッチンに存在感を持たせ、かっこよくするにはどうしたらよいかを相談し、つけてもらうことにしました。この照明をつけることで、キッチンの木材の凹凸がはっきり見えるようになり、より存在感が出たと思っています。

ユニバーサルダウンライトの照明でオーク材の凹凸が強調され、より存在感を増しているキッチン。

(ツバメ)ご主人のお気に入りの場所はどこですか?
(ご主人)お気に入りの場所という意味では、時間を過ごすことが多い、ワークスペースがお気に入りの場所ですね。ちょっと変わったデザイン、おしゃれさを出したかったので、一面を黒板塗装にしています。子供が成長した時に、ワークスペースで勉強したりすることを想定していて、この黒板に図を書いたりしながら、勉強を教えたいななんて思ってます。

リビングに比べ天高が低くデザインされたワークスペース。少しこもった感じが落ち着く。柔らかく差し込む木漏れ日が心地よい。

(ツバメ)ここまでご主人中心にお話を伺ってしまっておりましたが・・・奥さまはお部屋のデザインに関してのご要望はありましたか?
(奥さま)んー、そうですね。正直、キッチンを新しくして欲しいという要望しかなく、それ以外は夫にほぼ任せっきりでした。笑
キッチン以外では、ウォークインクローゼット(ワークスペースの黒板塗装の壁)の通気窓のデザインは希望しました。換気という実用的な部分とお部屋のアクセントになるような可愛らしいデザインにしたかったので、デザイナーの村上さんに相談し今のデザインを提案していただきました。
(ツバメ)実用性とデザインのバランス、とても大事ですよね。奥さまのお気に入りの場所はどこですか?
(奥さま)やっぱり過ごす時間が長いキッチンとリビングが、お気に入りの場所ですね。リビングのソファに座ってゆっくりする時間が好きです。

デザイン性と実用性を兼ね備えた通気窓のデザイン。ライティングレールの使い方も秀逸。

(ツバメ)最後に、ツバメの先輩であるお二人からツバメの後輩の皆さまへ一言いただけますか?
(ご主人・奥さま)やりたいことのイメージがどんどん膨らむ気持ちをコントロールしつつ、優先順位を早めに整理することが大切だと思いました。
解体して気づくこともありますが、それもリノベーションの醍醐味だと思います!楽しんでください!

こだわりのキッチンが家族をつなぎ、団欒の場となる。

Written by Kazuya Kashimura