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家族構成: ご夫婦 所在地: 埼玉県所沢市
専有面積: 75.45㎡ 間取り: 4LDK→2LDK
竣工: 2022年2月 築年月: 2012年8月

 

ツバメクリエイツで理想の住まいを手に入れたお客様のお住まいを訪問する企画「ツバメのせんぱい」。
今回は、所沢市で中古マンションを購入・リノベーションされたY様のご自宅におじゃましてまいりました!

シンプルで落ち着きのある室内。

(ツバメ)本日は、どうぞよろしくお願いいたします!お二人のリノベ体験を根掘り葉掘りお伺いできればと思います。よろしくお願いいたします!
早速ですが、物件購入のきっかけについてお聞かせいただけますか?
(奥さま)ここに住む前は、同じ市内の賃貸物件に数年間住んでいました。特に大きな不満があった訳ではなかったのですが、結婚、新婚旅行と大きなライフイベントを終え、次のステップとして、「家の購入」ということを自然と考えるようになりました。
(ご主人)当時はコロナ禍ということもあり、自宅で過ごす時間が増えていたことも物件購入のきっかけとしてはあったかもしれません。住んでいた物件が、日当たりがあまり良くなかったのもあって、日当たりの良い家への憧れはありましたね。

(ツバメ)物件を購入されるまでに、全部で何件くらい内覧されましたか?
(奥さま)全部で3件だったと思います。エリアはこれまで住んでいて馴染みのある所沢市内に限定していたこともあって、そういう意味では物件数を絞って探していました。
(ツバメ)物件探しの際は、どういったポイントで物件を探されていましたか?
(ご主人)まず日当たりの良さ、予算、広さ(70㎡以上)ですね。
(奥さま)あとは、マンションの規模(世帯数)も気にしていました。ある程度の規模があるマンションの方が、将来的にかかるコストを全体で負担でき、各戸の負担が少なくて良いのかなと思いました。それから、管理費・修繕積立金などのランニングコストも気にして見ていましたね。これも戸数に関連するかとは思うのですが、毎月負担する費用はなるべく少ない方が良いというのはありました。

(ご主人)個人的には、再販性といいますか、将来的に売却することになった時のことも考え、売りやすそうな物件という視点もありました。
内覧して前向きに検討していた物件の中に、タウンハウスの物件があったのですが、金融機関に相談してみると、タウンハウスという物件の特性から融資付けがなかなか難しいことが分かりました。将来もし自分たちが物件を売るとなった場合に、購入希望者の融資付けが苦戦するということが分かり、スムーズに売却できなそうだなと思いました。物件的には雰囲気の良い物件で興味はあったのですが、最終的には購入を見送ったということがありました。そういった意味で、今回購入した物件は再販性が高い物件なのかなと思いますね。

(ツバメ)今の住まいが、終の住処ではないと考えた時に、将来的な再販の可能性まで考えておくことはとても大事だと思いますね。一生のうちで住まいを何度か住み替えるというスタイルは昔ほど抵抗がなくなってきているような気がしています。

(ツバメ)今回、「中古マンション購入+リノベ」を選択されましたが、新築マンションについては検討されていたのでしょうか?また、戸建という選択はございましたか?
(奥さま)最初は、戸建(特に建売住宅)も検討していました。ただ、2人とも田舎の出身で、戸建と言えば、広々とした敷地の中にゆったり建っている戸建のイメージなので、所沢市内で販売されている戸建との違いに大きなギャップがありました。笑
市内の建売住宅は自分たちの理想とする家じゃないねという話になり、戸建は諦めることにしました。

(ご主人)自分たちの予算内で建売住宅を検討すると、どうしても駅から遠かったり、立地的にイマイチな物件が多く、そういった点でも戸建は選択肢から外れていきましたね。
(奥さま)それから新築マンションについては、最初から選択肢には入れていませんでした。新築マンションのデコラティブな雰囲気というか、均一化されているデザインというか、そういった物が私たちが求めているものではないなというのがあったので。
もっと自分たちの好きな雰囲気に近いシンプルでナチュラルなものが良いなと。

(ツバメ)リノベに興味を持ったきっかけは何かあったのでしょうか?
(奥さま)数年前に私の祖母の家がリフォームしたんです。リノベというよりはバリアフリーも含めたリフォームに近い改装工事だったんですが、そのbefore&afterを見て、こんなにも変わるんだ!とただただ感動したのを覚えていたんです。その時の印象がとても良いイメージとして残っていて、自分たちもリノベをしてみたいと思うようになりました。

(ツバメ)リノベ会社はどう探されましたか?ツバメクリエイツを選ばれたポイントについて教えていただけますか!
(奥さま)ネットを中心にリノベ会社さんを検索しましたね。
色々なリノベ会社を検索できるSUVACOも利用しました。それぞれの会社さんの事例を見ながら、テイストだったり相場感(施工費)を中心に調べていました。
その中でもツバメさんは、事例のテイストが統一されていて、こんなお部屋になるんだというのが、こちらとしてイメージしやすかったのを覚えています。他社さんは、事例のテイストが結構バラバラなところが多かったので、完成のイメージがしにくかったというのがあります。
(ご主人)最終的には、担当者さんの人柄という部分もあったと思います。笑

(ツバメ)今回のリノベでこだわったポイントについて教えていただけますでしょうか!
(奥さま)たくさんあるんですけど、何からお話ししましょうか。笑
お部屋のコンセプトは「シンプル&ナチュラル」ということを伝えて設計してもらいました。そしてデザイン性だけでなく、暮らしの中で、できるだけ家事を楽にできるかにもこだわりましたね。
(ご主人)間取り的な部分で言うと、リビングを広く取りたかったので、LDKに面していた両側の洋室の既存の壁を撤去し、3部屋分を繋げてゆったりと広いLDKにしました。当初は、3枚引き戸などで仕切りを設けて一部屋残すことを検討していましたが、必要になれば、後からでも壁は作れるね、ということで、思い切りました!4つの窓から常に陽が入り、とても心地の良い空間にできて大満足です。間仕切り壁を抜くか抜かないかで迷っているのであれば、抜いた方が良いと思います!

既存の壁を撤去することで広いLDKを実現した。

(奥さま)キッチンの向きを、最初は、廊下に平行な向きにしたかったのですが、その向きでレイアウトした場合、排水の関係でキッチン部分の床だけ一段あがる仕様になってしまうとの話で、、、そうなるとロボット掃除機がキッチン部分だけ上がれなくなってしまうので、機能的な部分をとり、今のキッチンレイアウトに落ち着きました。

(奥さま)キッチン自体にもこだわりが詰まっていて・・・デザインの部分では、以前から憧れていたモールテックスを取り入れました。腰壁の高さを限りなく低くしてもらいフラットキッチンのようにしてもらったので、圧迫感がなくより解放感が出たと思います。
それから、ボッシュの食洗機ですね。国内メーカーだと海外製の食洗機が設置できるシステムキッチンの選択肢が限られてしまい、、、とはいえ、フルオーダーだと予算に合わないため、ツバメさんに提案いただいた国内メーカーのものを選択しました。デザインや機能面でも自分好みのものを選ぶことできてとても気に入っています。

モールテックスで覆われたキッチン。お部屋の中でも存在感大。


家電が置かれた造作の棚は、中に無印良品のラックが納まる寸法で設計されている。

(ご主人)リビングの書斎スペースもこだわりですね。作り付けの机や棚などは作らず、あえてフレキシブルなスペースにしました。今は書斎として使っていますが、将来的にはウォークインクローゼット的な用途としても使うかもしれませんし、その時々に必要なスペースとして活用できると思っています。

(奥さま)洗面台もこだわりポイントですね!掃除のしやすい洗面台を選びました。また、既存の脱衣所内の位置から、外に出し、廊下に面した位置に場所を変更しています。廊下に出すことによって帰宅時の手洗い、起床時の洗面、トイレ後の手洗いが全てスムーズにできるので動線的に便利になったと思います。脱衣所内には、乾燥機にかけない洋服を干すスペースを設けているのですが、洗面台と同じスペースにあると邪魔になるので、空間を分けることで、それも家事楽につながっています。それから、鏡の幅を1,200mmと幅広にしているので、使い勝手が良く、朝のバタバタ時間でも鏡の取り合いが減りました。笑

(ご主人)まだあるんですが、、笑、、玄関の土間スペースもこだわりですね。寝室部分の空間を一部削って土間にしているのですが、部屋の広さを削ってもやって良かったですね。
外廊下に面した窓が、玄関・廊下の空間と繋がることによって、玄関にも光が入るようになったので、玄関がとても明るくなりました。それから、その窓から廊下を通ってリビングまで風が抜けるので、風通しもかなり良くなりました。土間スペースは、作って正解でした!

(ツバメ)実際に生活してみて、今考えるとこれはやっておけば良かったなという点などはありますか?
(ご主人)リビングの天井にpopIn Aladdinを設置しているのですが、その位置をもう少し考えておけば良かったなというのはありますね。当時は、購入を迷っていたこともあり、そこまで深く検討していなかったのですが、もう少し後ろに設置できれば、画面の大きさを今投影できている大きさの倍にまでできたんです。笑

この壁にpopIn Aladdinで映像を投影する。

(奥さま)細かい部分になりますが、コンセントプレートのデザインですかね。当時はそこまで考える余裕がなかったのですが、目線の位置のコンセントプレートのデザインは、それぞれに合うものを選びたかったなと思うところが数カ所あります。あとはお風呂ですね。全体的な予算管理の中で、お風呂は既存のものを利用することを選んだのですが、予算があればやっておきたかったなと思いますね。

元々洋室だった奥のスペースは、将来的にまた壁を作って一部屋とすることも想定し、コンセントの位置などが考えられている。

(ツバメ)これはやって良かった!みんなにもオススメしたいことはありますか?
(奥さま)食洗機は本当にオススメです!何より家事時間の短縮になりますし、水切りカゴを置かなくて済みます。おかげで毎晩キッチンをリセットすることができています。
それと細かい部分になりますが、洗面のオーバーフローはオプションで「なし」にできるんですよね。あの穴があると掃除が大変ってことあると思うのので、不要だと思う方は、オプションで「なし」にすることをオススメします!

(ご主人)シューズボックスなどの収納は扉だけ変更、寝室の収納は扉なしでスペースだけ確保、といったように、既存利用できる部分は既存利用する、不要な扉などは付けない、といったことで予算を削減できました。予算が削れる部分、必ずしも必要でないものは割り切って考えるのも良いかと思います。それと、ツバメさんの場合、施主支給がある程度OKだったので、施主支給できるものは施主支給で対応しても良いと思います。

(ツバメ)最後になりますが、お二人から「ツバメのこうはい」のみなさまへ何かアドバイスを頂戴できますでしょうか!
(ご主人)私たちの場合、売買契約から物件の引き渡しまでの期間が売主さんの都合で通常より長かったこともあり、その分リノベの打合せの期間が長く取れたのですが、その期間、とても楽しく打合せをすることができました。
こうはいのみなさんも是非打合せを楽しんでもらえたらと思います!
(奥さま)リノベーションを通して、よく話し合うことで、自分たちに本当に必要なものを取り入れたシンプルで心地の良い家にすることができました。家族でどんな生活をしたいのか、自分たちがやりたいこと、実現したいイメージ、夫婦の考えや思いをすり合わせていく作業は、家づくりだけに限らず、これから一緒に暮らしていく中で、とても良い機会になったと思います。
(ツバメ)お打合せの際に、ご自身で作成されたプレゼン資料をお持ちになったと伺いました。
(奥さま)そうなんです。こちらの考え、どういった住まいを望むのか等を最初にしっかりと伝えた方がお互いにとって良いのかなと思い、資料にまとめてお見せしました。
(ツバメ)そこまでできる方はなかなかいらっしゃらないです。笑
ただ、イメージの共有はとても大事なことだと思っておりますので、どんどんご希望のイメージをお伝えいただければと思いますね。
Y様ご夫妻、本日はありがとうございました!

written by Kazuya Kashimura