
| 家族構成: | お一人暮らし | 所在地: | 埼玉県熊谷市 |
| 専有面積: | 66.12㎡ | 間取り: | 3LDK→1LDK+WIC+土間スペース |
| 竣工: | 2025年10月 | 築年月: | 1993年7月 |
ツバメクリエイツで理想の住まいを手に入れたお客様のお住まいを訪問する企画「ツバメのせんぱい」。
今回は、埼玉県熊谷市でご両親がお持ちだったマンション一室を譲り受けてリノベーションされたM様のご自宅にお邪魔しました。
リビング・ダイニングやDEN、寝室など明るく開放的な空間がある一方で、ワークスペースやアウトドアギアの収納を兼ねた趣味部屋といったおこもりスペースも設けています。オーダーメイドのキッチンなど細部にこだわったM様の理想が詰まった空間になりました。

南側から十分な採光が確保されたリビング・ダイニングとDEN。
(ツバメ)本日は、よろしくお願いいたします。まず、リノベーションをしようと決めるまでの経緯を教えてください。
ここは両親がオーナーをしていた賃貸マンションだったのですが、親が他界して私が相続しました。ちょうど空室になっていたので、売るとか他の選択肢ができていたんです。
(ツバメ)その選択肢の中に、ご自身で住まれるというのがあったのですね。
(Mさま)当初は戸建ての購入を考えて土地を探したのですが、希望通りの場所が見つからなくて。ここは駅に近くて便利だったのでいいなと。せっかくなら自分の好きな空間にして住みたいと思いリノベをすることにしました。


青い瞳が印象的な、ぐりちゃん。
(ツバメ)弊社にご依頼いただくまでに、複数のリノベ会社をまわったと聞きました。
(Mさま)6社に話を聞きに行ったのですが、提案された間取りがどれも似たり寄ったりで決定打がなかったんです。特に大手は使える建材が決まっていたり、施主支給や施主指定に対してあまり好意的でなかったりして。
(ツバメ)決まった建材しか使えず、選択肢が限られる会社もありますよ。
(Mさま)せっかくリノベをするなら、自分が気に入ったものを使いたいじゃないですか。
(ツバメ)それがリノベーションならではの魅力ですよね!
(Mさま)比べて思ったのは、自分が希望するインテリアに近い施工をしている会社を探すのが近道だなと。施工事例を見ると会社ごとに特色があるんですよね。調べ直している時に、リノベ雑誌で見つけたのがツバメさんでした。
(ツバメ)色々な会社を見られたんですね。
(Mさま)調べ過ぎて「もういっか」と心が折れかけていました(笑)ツバメさんで最後にしようと思って話を聞いたら、すごくよくて。
(ツバメ)具体的にはどういったところを気に入っていただけたんですか?
(Mさま)私がやりたかった北欧系だったというのがあります。あと、多彩なタイプの施工例があるのを見て、依頼者の希望を叶えているから多彩なんだと思ったんです。
(ツバメ)実際に打ち合わせをしていかがでしたか?
(Mさま)これまで施主支給とか施主指定を断られてきたので、駄目元で聞いたら「できますよ」ってあっさり言うんですよ(笑)ここなら自分の希望を叶えてくれると思いました。
(ツバメ)M様のように希望される建材などあれば、なるべくご要望に応えられるようにしています。逆に何を使ったらいいか分からない方には、こちらから複数案を出して選んでもらって、押し付けではない理想の空間になるよう努めています。


収納下にスペースを作ることで、布団を敷いた時に足が伸ばせるようになっています。
(ツバメ)それではお部屋を拝見します。リビング・ダイニングが明るくて開放的ですね!
(Mさま)DENになっている場所との間にあった壁をなくしたことで、広がりがある空間になりました。
(ツバメ)DENはM様のご希望ですか?
(Mさま)畳のスペースが欲しかったんです。子供たちが泊まりに来た時の寝る場所を作りたいというのもあって。普段それほど使う場所でもないので、壁で区切って和室にするのはもったいないと思って、小上がりのDENにしました。
(ツバメ)小上がりにすれば視覚を遮らずに空間を仕切ることができますね。
(Mさま)畳の下は収納になっていて、大きな荷物が入れられるのも気に入っています。
(ツバメ)ハンモックも印象的です。
(Mさま)趣味のキャンプで、ハンモックの良さを知っていたので、室内でも使いたいなと思って付けました。照明と被らないようにとか、吊るす場所には結構こだわって何度も微調整しました。あと、8月になると窓から花火が見えるんですが、ハンモックに乗りながら見えるようにしたくて。
(ツバメ)最高の特等席ですね!

(ツバメ)DENの奥には小上がりを活用したワークスペースもあります。
(Mさま)在宅ワークの時に使える空間が欲しくて。仕事に必要な書類をまとめているので、とても使い勝手がいいですね。籠り感があって落ち着いて仕事ができます。


ヴィンテージのイギリス製サイドボード。ガラス扉の中にはお気に入りの小物が並ぶ。M様が手に取るのはお母様から譲り受けた陶器製の人形。

(ツバメ)リビング・ダイニングのレイアウトは当初の案から変更があったそうですね。
(Mさま)最初はソファーを置いて、壁側にテレビを置く予定でした。でも、ダイニングテーブルからテレビが見づらいし、スペースに限りがあるので、ソファをやめてパーソナルチェアにしたんです。空間に余裕があって変更してよかったと思っています。あと、レイアウトフリーテレビにしたので、動かしてDENの小上がりに座って見れたり選択肢が増えました。
(ツバメ)リビング・ダイニングの壁も今と違うことを考えていたと伺いました。
(Mさま)全面ウッドパネルを貼ることを考えていました。でも、置きたい木製のヴィンテージ家具が決まっていたので、木ばかりでくどくなるかなと。壁が白い方が家具も映えますし。それでウッドパネルを貼るのは梁だけにしました。この壁はプロジェクターを映せるクロスにしているので、将来的にはプロジェクターで映画とかを見たいなと思っています。

キッチンカウンターの下をあえて収納にせず、ゆったりとしたダイニングソファを入れられるようにしました。

(ツバメ)キッチンはオーダーメイドでこだわりが詰まっていますね!
(Mさま)ツバメさんにキッチンにこだわりたいと話をしたら、オーダーキッチンや洗面台などを手がけるエクレアパーツを紹介してもらい、サイズや面材がオーダーできるものをご提案いただきました。自分の希望通りにできたので満足しています。
(ツバメ)細かなご要望を反映することができました!こだわったポイントを教えてください。
(Mさま)色々あるのですが、まずはキッチンのサイズですね。他のリノベ会社から私が希望するサイズだと入らないと断られていたのですが、希望通りにできました。
あと、魚焼きグリルと食洗機は使わないので取り付けませんでした。これも別の会社から、標準でついている機能を外すと金額が高くなると言われて。使わないところに予算を割くのは変だなと納得できなかったんです。
(ツバメ)量産されたものから一部の機能を外すという工程が増えてしまうからなんでしょうね。
(Mさま)他の会社から、グリルを取ったところがデッドスペースになってもったいないとも言われました。でも、こちらのメーカーはグリルだったところに、サランラップなどを入れる収納が作れますと提案してもらったりして。オーダーメイドという選択肢を教えてもらって本当によかったです。

生活感が出やすいシンク周りは、リビング・ダイニングから食器用洗剤などが見えにくい設計に。すっきりとした印象を与えます。

しまっていたアイテムを飾る場所ができたとM様。「好きなものを好きなところに飾れるようになりました」。

(ツバメ)ステンレスバイブレーションのトップも素敵です!
(Mさま)見た目もいいですし、使っていて快適ですね。人工大理石だと、汚れが目立ったり傷ついたりすることもあったのでステンレスにして正解でした。シンクも自分好みの角張ったすっきりとしたデザインにしてもらって、私のやりたいのが全部叶っているキッチンになりました。
(ツバメ)キッチンのタイル壁は3ヶ所のショールームを見て決められたと聞きました。
(Mさま)ネットである程度の目星はつけていたのですが、実物を見ないとわからないこともあるんじゃないかなと。実際に見に行くとたくさんあって悩んじゃうんですけど、見に行かずに選んで、他にいいのがあったかもしれないという後悔はしたくなくて。
(ツバメ)こだわりの積み重ねが、素敵なキッチンを作っているのですね!

左奥の寝室はあえて壁で仕切らず、空間全体に広がりを感じられるレイアウトに。

手前のサイドボードはオーダーメイドしたもの。「水屋箪笥がよかったのですが、引き出しが下にあることが多くて。インドネシアで製作されて届くまで半年かかりました」とM様。

アール壁の奥はウォークインクローゼット。メイン照明をブラケットライト1つにして、落ち着いた明るさの寝室に。
(ツバメ)オープンな寝室スペースも素敵です!
(Mさま)ガラス製の引き違い戸で仕切ることも考えたのですが、長い廊下が続くと圧迫感が出ますし、ドアや窓が並ぶと視覚的にごちゃごちゃしちゃうのではと思って。実際、壁がない方が全体的な空間の広がりができて気に入っています。
(ツバメ)背の低い家具を置くことで緩やかにゾーニングしているのもいいですよね。西側にも窓があるという物件の特徴を活かしたレイアウトになっています。
(Mさま)日当たりのいい方向にリビング・ダイニングがあって、その反対側に寝室があることが多いと思うんですが、暗くて寒いのが嫌だったので、ここに寝室を持ってきました。



土間の入り口は梁の出っ張りが目立たないようにアールにしています。

床のモルタルとラグの相性が抜群!収納棚にあるアウトドアギアが部屋を飾るインテリアになっています。
(ツバメ)玄関とつながっている土間は秘密基地みたいですね!
(Mさま)趣味のキャンプで使うアウトドアギアを収納するスペースが欲しくって設けました。今まで一ヶ所にまとまっていなかったですし、奥にしまっているものを出すために手前のものを出すみたいな手間もなくなって楽になりました。
(ツバメ)単なる収納スペースとしてだけでなく、趣味部屋としても使えそうです。
(Mさま)ここに座ってキャンプ雑誌を読むこともあります。まだ試していませんが、コーヒーを飲みながら、ゆったり過ごすのもいいですね。

“オーデリック”のペンダントライトが、水面のような陰影を壁に映します。

造作の洗面台は、椅子のサイズと収納スペースを計算して高さを調整しています。
(ツバメ)「ツバメのこうはい」のみなさまへアドバイスをお願いします!
(Mさま)まず、リノベ会社選びよりも自分がどんな空間にしたいのかを明確にする方がいいです。私は会社選びからスタートしたから遠回りをしちゃったのですが、自分のイメージに近い事例を手がけている会社を探す方が近道になります。あと、自分がやりたいことがハッキリしていると途中でブレないですしね。
(ツバメ)細かく決めなくても、なんとなく雰囲気をイメージされていると私たちもアドバイスがしやすいです。
(Mさま)あと、会社任せではなく一緒に作り上げるんだという気持ちが大事だと思います。希望していることや、気になる点は遠慮なく言って、話し合える関係がいいのかなと。ツバメさんの場合、できない時は「できない」と言ってくれるし、できない中でも別の案を提案してくれたり、こちらからも「これがダメなら、これはできない?」というような言い合える関係ができました。ツバメの担当者は、フィーリングも合いましたし、信頼もできたので選んでよかったと思っています。
(ツバメ)お互いの意見を出し合って、満足できる空間を作れたらと思っています!
M様、本日はありがとうございました!

written by Ryota Asami