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家族構成: ご夫婦+お子さま1人 所在地: 埼玉県戸田市
専有面積: 68.13㎡ 間取り: 3LDK→1LDK+WIC
竣工: 2024年2月 築年月: 2000年2月

 

 

 

ツバメクリエイツで理想の住まいを手に入れたお客様のお住まいを訪問する企画「ツバメのせんぱい」。

今回は、埼玉県戸田市で中古マンションを購入・リノベーションされたY様一家のご自宅にお邪魔しました。お子様が生まれ成長するに伴って、変化する家族のライフスタイルに対応できる空間になっています。

 

(ツバメ)本日は、よろしくお願いいたします。まず、リノベーションをするまでの経緯を教えていただきたいのですが、物件の購入はどのようなタイミングで決められたのですか?

(奥さま)私たちが引っ越し好きで、二年更新できたことないぐらい賃貸を転々としていたんです。

(ご主人)でも子供が生まれて、翌年に保育園に入れるタイミングで住処を整えたいという話をして購入することにしました。

(ツバメ)最初からリノベーションを前提に物件を探していたのですか?

(奥さま)私がインテリア好きで、SNSでリノベの事例を見ていて間取りや内装を自分の好きにできるのが面白いなと思っていたんですね。あと再販する可能性を作っておきたいと考えるとマンションリノベかなと。

(ツバメ)物件探しでの立地条件はありましたか?

(ご主人)駅近で落ち着いた雰囲気だということと、行政が子育て支援をしっかりやってくれるという点を重視しました。

(ツバメ) 戸建てや新築マンションだと間取りが決まっていることが多いですし、駅近などの立地条件があると思い通りの内装が整った物件探しは大変だと思います。リノベーションなら物件を見つけてしまえば内装はアレンジできるので、理想の家に住む近道ですよね。

差し色はアクセントクロスやドアで使用しているブルーかオレンジ系統に統一。「本当はもっと色を取り入れたいんですけど、モノトーンが好きな夫とのバランスを見て」と奥さま。

(ツバメ)ツバメクリエイツは、物件探しを一緒にしていた不動産屋さんからご紹介いただいたんですよね。

(奥さま)この物件を仲介していた株式会社すんで(リンク:https://sun-de.jp/company)さんに、リノベ前提で物件を探してもらっていたこともあって、ツバメさんを紹介してもらって。ホームページとかインスタを見てテイストが良かったので、ツバメさんにお願いすることにしました。

(ツバメ)やりたいことを具体的に書いた資料を作って、打ち合わせをされていたと聞きました。

(奥さま)物件探しの時も内見行く前から平面図に色々書き込んでいて、そういうのが好きなんです。作成したものをツバメさんに見てもらって話を進めていきました。

ワークスペースの奥にあるパントリーのアーチ壁は奥さまの自作。


ダーツボードを取り付けるためにリノベ後に有孔ボードを取り付けた。お子様が描いた絵なども飾ることができる。

(ツバメ)全体的にはどのようなテーマを持って進めていったのですか?

(奥さま)前の家で暮らしていた時は、黒とか深めのウッド素材が好みだったんですけど、子供の影響なのか、今は空間に色を入れたいというのがあって。カラフルなおもちゃとか絵本があっても違和感がない場所にしたいというのがありました。

(ツバメ)お子様が生まれたことで、お住まいの雰囲気が変わってご夫婦の趣向にも変化があったんですね。

(奥さま)環境や自分たちの趣向も変化していくと思うので、今後インテリアとかカスタムしやすいようにシンプルな空間にすることを意識しました。

(ツバメ)リビング・ダイニングには高さのある家具がなくて、すっきりした印象があります。

(ご主人)物をあまり置きたくなかったですし、プロジェクターをつけて壁に映すことを想定していたので低い位置に造作棚をつけてもらいました。

(奥さま)高さのない造作棚にしたのは、座れたらいいなというのもあってお願いしました。子供が使うにもちょうどいい高さで、ここでおもちゃを広げたり、上に立ってステージにして踊っていたりしています(笑)

(ご主人)家具で言うと、ダイニングテーブルはちょうどいいサイズのものがなかったので、天板だけ材木屋に作ってもらって脚は自分たちで取り付けた物を使っています。

(ツバメ)それはすごい!

(ご主人)前の家で使っていたダイニングテーブルの脚が余っていたので再利用したいというのもあって。ワークスペースのデスクも以前の家で作ったデスクの天板をリサイズして取り付けています。

(ツバメ)以前のお住まいで使っていた物をリノベに取り込むって素敵ですね。これまで歩んできた延長線上に今のお住まいがあるような感じがしてロマンがあります!

プロジェクターを使用することを考え、背の高い家具を使わず低い位置に造作棚を設けた。

(ツバメ)対面キッチンがリビング・ダイニングの広がりに一役買っています。

(奥さま)元から対面キッチンだったのですが、より広く開放的になるように側面にあった壁を取り払いました。

(ツバメ)冷蔵庫の上にも吊り戸棚があって収納も充実していますよね。

(奥さま)冷蔵庫の上はデッドスペースで暗い雰囲気になりがちなので、その空間も埋めたいなと思ってお願いしました。収納はいくらあっても困ることはないので、多めにしています。

カウンターのニッチは馬のぬいぐるみのサイズに合わせて。

(ツバメ)ご主人のワークスペースをリビング・ダイニングに面したところに作っていますよね。

(ご主人)以前住んでいた家のワークスペースが奥まったところにあったんです。そうするとワークスペースに行かなくなるんですよね。家族が見えて、繋がりを感じるところで仕事ができるようにとここに作りました。

(ツバメ)室内窓があることで採光ができますし、視界も開けて仕事がはかどりそうです!

(ご主人)室内窓はリビング・ダイニングをより広く見せたいという目的もあってつけました。

(ツバメ)ワークスペースがリビング・ダイニング空間を邪魔していないです。

(奥さま)空間の一体感を出したくて、リビング・ダイニングのアクセントクロスと天井の一部をワークスペースと一緒にしています。

(ツバメ)壁だけじゃなくて、天井も一緒なんですね。

(奥さま)和室だった部分の天井が低くなっていて、構造上ダイニング側と高さを揃えることができないんです。それを逆に利用して、一体感を持たせる演出ができないかと。

アクセントクロスは爽やかなブルーを採用し優しい印象を与える。

(ツバメ)内装は仕事をする場所ということもあってシックな雰囲気ですよね。

(ご主人)ここは私の好きな雰囲気にしていて、落ち着いたトーンの空間にしました。

(ツバメ)シェルフが結構高い位置にあるのは何故ですか?

(ご主人)それほど広いスペースではないでの目線の高さに棚があると邪魔になるし、圧迫感を感じると思って、なるべく高くしてほしいとリクエストしました。子供のいたずら対策で手が届かない高さにしたかったというのもあります。

背面に何もないことで、空間に余裕を持たせている。

(ツバメ)廊下の洗面台はお二人がこだわったポイントだと聞きました。

(奥さま)外から帰ってきた動線上に洗面台を置きたかったので、廊下に出したいとお願いしました。

(ツバメ)脱衣所の中にあったりすると扉を開けたりワンクッションどうしても必要ですものね。お子様が大きくなった時にも役立ちそう。

(ご主人)人を招いた時に脱衣所を見られたくないというのも廊下に出した理由の一つです。

(ツバメ)浴室や洗濯物があったりして、家の中でも特にプライベートなスペースですから、ゲストが来た時に扉一つ閉めるだけで隠せるメリットは大きいですね。

(奥さま)外に出して十分なスペースが取れたことで、二人並んで使えますし満足しています。あと、水栓をキッチンと同じにしたのもこだわりです。

(ツバメ)同じにされた理由は?

(奥さま)「タカギ」のタッチレス水栓なんですけど、センサーが上とか下ではなくて、横にあるのが気に入ってキッチンに採用したんです。これを洗面台にもつけられないか相談したら大丈夫だと。サイズ感が合うか心配していたんですけど、うまく合って安心しています。

(ツバメ)自然とハマっていて全く違和感がないです。

(ご主人)フローリングが床で濡れるのが嫌だったので、洗面台を少し下げて、下げた分の床をフロアタイルにしたのもこだわりです。

(ツバメ)下げると空間的な余裕も感じられますよね。誰かが使っていても動線の妨げにならないとかメリットが多いと思います。

洗面台を廊下から少し下げたことで、廊下のスペースに余裕ができる。

(ツバメ)洗面台を廊下に出したことで脱衣所は広めに取れているんですね。

(奥さま)以前住んでいた家の脱衣所が狭くて、子供をお風呂に入れる時に服の着脱とか体を拭いたりするのに窮屈だったし、洗濯物が干せるスペースを取りたくて。

(ツバメ)個室だったスペースの一部を活用して洗面台を廊下に出したり、脱衣所を広くしたりしていますが、残りの部分をウィークインクローゼットと土間にしていますね。回遊できるというのが素敵です!

(奥さま)帰宅して上着とかカバンを室内に持ち込みたくなくて、ウォークインクローゼットに玄関からダイレクトにアクセスできるように土間と繋げました。

(ツバメ)花粉症の方にもお勧めしたい間取りです!

(ご主人)靴を脱がずに上着を取れたり実用性を考えて回遊できるようにしたんですけど、遊び心が欲しいというのもありました。

玄関のスリッパニッチに使用した木材は、以前のお住まいで使っていた本棚の一部だった。WICの入り口にはロールスクリーンを設けて、来客時に隠せるようにしている。

(奥さま)色々と物を置ける土間は、本当に作って良かったスペースです。天井に取り付けたポールは夫の懸垂用に取り付けたんですけど、洗濯物を干したり雨の日にはレインコートをかけたりと活躍しています。

(ご主人)使い勝手がいいだけじゃなくて、窓がある部屋を土間にしたことで、自然な光を玄関に取り入れられるようになりました。

(奥さま)帰ってきた時に狭い玄関とは比べ物にならない開放感があって気に入っています。

(ツバメ)土間は用途も多様ですし、玄関の採光や空間的な広がりを生む効果がありますよね。Yさまご夫婦の場合、ゲストを招かれることもあるので玄関が広いメリットが大きいと思います。

(奥さま)人を招くのが楽しいです。中古マンションリノベのいいところだと思うんですけど、ある程度の築年数があるマンションって間取りも想像できますよね。でも、入ってきた時に皆さん想像と違うって驚いてくれます。

土間とウォークインクローゼットを繋ぐ開口部は遊び心で三角壁に。

(ツバメ)「ツバメのこうはい」のみなさまへアドバイスをお願いします!

(ご主人)リノベの計画を立てる際に、ある程度譲れないポイントを絞った状態で相談しに行くといいと思います。自分たちが具体的にどんな空間にしたいのかを言えるようにしておくのはもちろんですけど、リノベ会社から提案された時にイメージが湧きやすいでしょうし。自分たちが準備しておくというのは、すごく重要でおすすめしたいです。

(ツバメ)お二人の場合、イメージ写真付きの要望書を作っていただいていたのでプランナーも、ご夫婦の好みなどを把握しやすかったと思います。

(ご主人)多分だいぶ面倒くさかったと思うんですよ(笑)でも、こちらが出した素案を基にアップデートした形で出してくれたり、レスが早かったり、ツバメさんがしっかり応えてくれる点がすごく有り難かったです。

(ツバメ)当然、私たちはお施主様たちに満足してもらいたいと思ってやっていますので、気兼ねなくご要望をぶつけて欲しいです!

(奥さま)私はタイミングですね。少し子育てをした上でリノベをしたので、それまでに感じていた不便さを解消する間取りを考えられたのは良かったです。

(ツバメ)子育てなど家族の変化は暮らしに大きく影響するので、少し経験されてからリノベをするというのは良いですよね。より暮らしやすい空間を考える上で大事な点だと思います。

(奥さま)あと、ツバメさんで良かったのは再販性を考えて奇抜になりすぎないことを意識してる点でした。再販も視野に入れて駅近のマンションを買ったというのもあるので。子供の成長で何が求められるかが分からないので、柔軟に動けるようにしたいと考えています。その点でもツバメさんでリノベをして正解でした。

(ツバメ)再販のしやすさを考慮するのは、今後の選択肢を増やすことに繋がると思いますので、ご希望があれば再販のしやすさも考慮したご提案をさせていただいています。

Y様、本日はありがとうございました!

 

written by Ryota Asami