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家族構成: ご夫婦+お子様2人 所在地: 埼玉県さいたま市
専有面積: 90.33㎡ 間取り: 4LDK
竣工: 2024年12月 築年月: 1989年9月

 

 

 

ツバメクリエイツで理想の住まいを手に入れたお客様のお住まいを訪問する企画「ツバメのせんぱい」。

今回は、さいたま市でリフォーム済みの中古マンションを購入し、さらにリノベーションされたY様一家のご自宅にお邪魔しました。バーチ材を効果的に配置することで生まれる重厚さがあるクラシックな空間が魅力的です!

パーケットフローリングやリブ材を使った腰壁などの木材が心地よい空間を作る。

(ツバメ)本日は、よろしくお願いいたします。Y様は弊社代表の村上と家族ぐるみのお付き合いがあるんですよね。

(ご主人)そうなんですよ。村上社長のお子様とうちの息子が同じ学校、同じ学年で。村上社長と釣りに行ったりもしますよ。

(ツバメ)実は前のお住まいは村上が住んでいた部屋だと聞きました。

(ご主人)元々賃貸マンションで暮らしていて、家を購入するとなった時にたまたま見つけたのがリノベ済みの村上社長の自宅で。そこも気に入っていたのですが、2人目の子供が産まれて手狭になったので今の物件を購入してリノベしました。

(ツバメ)そうすると、お部屋探しの条件としては部屋数の多さでしょうか?実際、今住まれているご自宅には部屋が4つありますよね。
(ご主人)そうですね。それに加えて、一階で庭付きであることと子供の学区が変わらない場所で探していたので、結構絞られるんですよね。結果、以前住んでいたマンションの道路向かいにある今の物件を見つけて。90㎡の広さがあったし、内装はどうにでもなると思っていたので即決ですね。

(奥さま)以前の自宅のリビングが広くて、いつも家族がいたというのがあって、リビングの広さが取れる間取りというのも意識して見ていました。

(ご主人)もう一つはマンションの総戸数ですね。ある程度多い方が、管理費というか修繕積立金なども抑えられるかなと考えていたので。

(ツバメ)リノベーションを選択された理由を教えてください。

(ご主人)新築マンションのような出来合い感が好きじゃなくて、自分の好きな空間に変えて住みたかったというのがありました。

(奥さま)以前の自宅を内見した時に築年数と室内が全く一致しない事に驚いたんですね。リノベーションでこんなに素敵に住めるんだなって。それもあってリノベーションをするというのは自然と決まっていました。

(ツバメ)リノベをするにあたって、ご夫婦の間ではどのようにプランをまとめていったのでしょうか?

(ご主人)私がやりたいことを話すことが多かったのですが、あまり揉めることがなくてスムーズに決まっていきましたね。

(奥さま)週末に出かけて建築物を見たりお店に入ったりしている時に、こういう感じがカッコイイとか遊びながらイメージの共有をしていて。なので、内装を考える時も「あのお店覚えてる?」「あそこのあれを取り入れたい」とか具体的にイメージを言い合えたんだと思います。

ウェグナーのYチェア、アルネ・ヤコブセンのセブンチェア、イームズのシェルチェアなど、こだわりの家具がずらり!

(ツバメ)ご夫婦でまとめたイメージを弊社にご提案していただいたということでしょうか?

(ご主人)まとめて提案というより、少しずつ共有していったというイメージです。村上さんと家族ぐるみのお付き合いをしている中で、リノベーションの話もしていたんですね。私の希望を少しずつ村上さんにインプットしていったという感じです。

(奥さま)彼が建築やインテリアが好きで、そういった雑談をする中で、おすすめのサイトを紹介してもらったり、アドバイスをしてもらったりしていて。3~4年ずっとそんな話をしていたので、村上さんとはイメージの共有ができていたんです。

(ツバメ)今回のリノベーションのテーマを教えてください。
(ご主人)ミッドセンチュリーです。

(ツバメ)廊下からリビング・ダイニングまでのパーケットフローリングが印象的ですね!

(ご主人)最初はヘリンボーンにしようかと思ってましたが、チークのパーケットを見た瞬間、こっちにしたい!と思いました。

(ツバメ)ミッドセンチュリーの雰囲気を出したい方々にとって人気で憧れるのがパーケットフローリングですよね。

(ツバメ)間取りはほとんど変えていらっしゃらないんですね。

(ご主人)予算の都合上部屋数は変えていません。建材をできるだけ良いものにしたかったので。

(奥さま)リビング・ダイニングにあったウォークインクローゼットや、いくつかの個室にあった収納スペースをなくしたぐらいですね。

(ご主人)部屋が4つあるんですが、寝室と2人の子供それぞれの部屋で3つ使って、残りの一つは収納部屋にしました。ここに収納を集約して、各部屋は収納スペースをなくすことで、部屋の居室面積を広くしています。

(ツバメ)収納を1カ所にまとめると、どこに何を置いたみたいなことも少なくなりますよね。

クローゼットからテレビの手前までがウォークインクローゼットのスペースだったのを、なくしたことでリビング・ダイニングをより広くしています。

(ツバメ)リビング・ダイニングでは、パーケットフローリングに加えて、オールルーバーのクローゼット扉もテーマに合わせて選ばれているんですか?

(ご主人)ここもクラシックなテーマに沿って選びました。部屋の象徴として欲しかったアイテムで、統一感を意識して床や一部の壁に採用したテーマカラーと色を合わせています。

(ツバメ)キッチンのリブ材を使った腰壁も印象的ですが、こちらも色を合わせているんですね。全体として意識されて統一感を持たせているので、とても落ちつきます。

壁のオープンシェルフは飾り棚として設置。寂しくなりがちな白壁の程よいアクセントに。

(奥さま)キッチンに関しては腰壁と床材を変えただけで、ほとんど手を加えていません。

(ご主人)実は、最初に物件を見に来た時はリフォーム中で柱だけみたいな状態だったんです。その段階からツバメさんと見ていたので、間取りだけじゃなくてキッチンやお風呂、トイレなどの設備をそのまま使えるかもと教えてもらって。結果、きちんと工事をされているということだったので、そのまま使うことにしました。コストカットになって良かったですね。

(ツバメ)他にも床を下地から作り直すところもあれば、既存の床の上に新しい床材を貼る施工方法もありますので、リフォーム工事中の段階から物件を見ておくメリットは大きいです。

(奥さま)ツバメさんからのアドバイスでいうと、デザイナーさんもお子様がいて私たちと同じような家族構成なんですね。なので、実際の生活のしやすさを考慮した提案やアドバイスを貰えたのが良かったです。

例えば、うちの子もデザイナーさんのお子様もサッカーをしているんですが、サッカーバックは汚れるから部屋に持ち込まずに玄関で収納できるようにするといいよとか。実際に自宅をリノベして暮らしているデザイナーさんのアドバイスには説得力があって安心できました。

(ツバメ)弊社では代表含め自宅をリノベーションしている者がいるので、実生活を踏まえたご提案をさせていただいております。お役に立ててよかったです!

複数の重厚な雰囲気を持つドアとパーケットフローリング。玄関入って広がる景色は、クラシックな建物に迷い込んだかのよう。

(ツバメ)今お話にあった玄関に立った時に広がる空間が素敵ですよね!統一された高級感ある扉が並ぶ様子は圧巻です。

(ご主人)凄くこだわりました。扉自体はバーチ材で、真鍮のドアノブも自分で選んだものを使っていてオーダーメイドなんです。建材を良くしたら空間の高級感が上がるとアドバイスをもらっていたので、部屋の間取りを変えてない分、建材に予算を充てました。

(奥さま)ドアだけ見に、東京の日野市まで行ったんだよね。

(ご主人)ツバメさんと一緒に日野の建材屋さんに行きました。ショールームのようになっていてイメージしやすかったです。

(ツバメ)個室のドアは全てバーチ材で統一されているんですね。

(ご主人)玄関から見えない奥のドアは廉価版にする案もあったんですが、思い切って全て同じにしました。ドアだけでなくて廊下の壁にもバーチ材をつけたのですが、玄関から見える景色が圧巻なんですよ!

(ツバメ)たしかに圧巻です!!

(ご主人)リビング・ダイニングの壁にもバーチ材をアクセントにしようかとも思ったのですが、ツバメさんからのアドバイスでやめました。白壁の方が光を反射して明るいですし、結果それで良かったなと思います。

(奥さま)全ての壁を茶色にするという案もあったんですけど、空間が暗くて重たい印象になりますよってアドバイスをもらって。こちらの提案を受けて「全て出来ます」じゃなくて、プロの視点から実際に住むことを考えて話してもらえたのが良かったですね。

(ツバメ)白壁と組み合わせたことで、ルーバーのクローゼット扉やリブ材を使った腰壁が映えるという効果もあったと思います。

壁一面をバーチ材に統一して存在感のある廊下に。バーチ材や真鍮の魅力の一つでもある経年変化も楽しみの一つ。

(ツバメ)個室の床材は廊下やリビングとは切り変えていらっしゃるんですよね。

(ご主人)会社のフロアで使われているのがサイザル麻で、これいいなと思って寝室で採用しました。質感もいいですし、部屋の雰囲気が柔らかくなるんですよ。

娘さんのお部屋。お子様が転んでもいいようにと、床はカーペットタイルを採用。


もちろんドア枠もオーダーで色を統一。

(ツバメ)洗面台は造作なんですよね?リフォーム済み物件ということでキッチンやトイレなど使える設備は変えずに使っていますが、なぜ洗面台だけ変えたのですか?
(奥さま)鏡が以前住んでいた家をリフォームした時に購入したもので、凄く気に入っていたんです。なので、あの鏡を使うためだけに造作にしました。

(ご主人)P.F.S. PARTS CENTERで購入した鏡なんですが、お店のホームページの商品ページを参考に、こちらから提案して洗面台を含む空間をデザインしてもらいました。イメージしていた100%のアウトプットが出てきたので満足しています。

洗面所はステンレス枠のミラーキャビネットに合わせ、軽さのある空間になっています。

(ツバメ)最後に、「ツバメのこうはい」のみなさまへアドバイスをお願いします!

(ご主人)建材はこだわってほしいです!小さい建材もいいものを使うと、全体的に高級感が出るし、良いものは経年良化していくのでこれから益々美しくなっていきます。

(ツバメ)小さなこだわりが全体の空間造りに大きく影響しますよね!どの建材を使うかは予算との調整になりますが、その点も相談していただければと思います。Y様の場合、設備をそのまま使えるので、そこは予算をかけなくていいだとか、どこに力を入れたらいいのかなど、ベストを一緒に探させていただきました。

(奥さま)そういう意味では、こだわりたいことをちゃんと拾ってくれる会社を見つけることが大事だと思います。ツバメさんは私たちのことを理解してくれて、雰囲気やイメージを伝えると具体的な提案を出してもらえましたし。

(ご主人)ツバメさんの過去の施工事例を見ていて、この空間はツバメさんが作るテイストじゃないと思うんですよ。でも、私がやりたい感じを汲み取ってくれて提案してくれたのは、引き出しが多くて流石だなと思いました。

(ツバメ)Y様のご希望の空間になったと言ってもらえて嬉しいです!施工事例以外にも多くの物件を手掛けていますので、「テイストが合わないかも」という方も一度お問い合わせいただければと思います。

 

ご家族みなさんのご協力のおかげで素敵な写真もたくさん撮れました。

Y様、本日はありがとうございました!

written by Ryota Asami