| 家族構成: | ご夫婦 | 所在地: | 埼玉県所沢市 |
| 専有面積: | 62.64㎡ | 間取り: | 3LDK→1LDK＋WIC |
| 竣工: | 2024年9月 | 築年月: | 1995年9月 |
ツバメクリエイツで理想の住まいを手に入れたお客様のお住まいを訪問する企画「ツバメのせんぱい」。
今回は、埼玉県所沢市で中古マンションを購入・リノベーションされたS様ご夫婦のご自宅にお邪魔しました！高層階の角部屋で、周辺に景観を遮るものがない好立地。訪問した日はご自宅があるフロアから富士山と西武ドームを一望できました。
インダストリアルな雰囲気をベースに木の温かみを残す。
（ツバメ）まず、今回の物件購入に至った経緯をお聞かせください。
（奥さま）結婚した時から「そのうち自分たちの家が欲しいね」と話していたのですが、本格的に購入を考えたきっかけが、当時住んでいた賃貸物件の契約更新でした。その物件がすごく古くて、すごく暑くて寒くて（笑）
（ご主人）契約更新のタイミングで、この先賃貸で借りて住むよりも買っちゃったほうがいいねってなったんです。
（ツバメ）“すごく暑くて寒くて”というのは過酷な環境でしたね（笑）毎月、賃貸料を払うなら、早めに購入してしまってローンを組んで資産を作る方がいいと考える方も少なくありません。
躯体現しにして天井高が上がったことで広さを感じさせる。
（ツバメ）この物件は弊社と一緒に探して決めたわけですが、決め手を教えてください。
（ご主人）広さや予算も大事でしたが、以前住んでいたのと同じ沿線で通勤しやすいことを重視しました。住む場所は変わっても職場は変わりませんので。4、5件見ましたが、ここを内見してすぐに契約しました。
（奥さま）戸建てを検討していた時は、通勤をそれほど考慮していなかったのですが、マンションにしようと決めてからは、通勤のことや駅が近くて便利なところというのを考えて探しました。
（ツバメ）戸建ても考えられていたのですね。
（ご主人）最初は戸建を検討していたんですけど、予算とか条件が合わないということになり、早い段階でマンションを購入してリノベをしようとなりました。
（奥さま）仕事でファイナンシャル・プランニングをしているのですが、自分の家計を見た時に新築より中古マンションを購入してリノベをする方がいいなと。そういう意味では、一生住まないという選択肢を視野に入れて、資産価値が保たれて売りやすいところを中心に物件を探しました。
（ツバメ）資産価値の観点から中古マンションを購入してリノベをされる方も多いですね。中古マンションを購入してリノベして、何年か経ったら売って、新しい物件を購入して２度目のリノベをする人も少なくないです。
（ツバメ）ツバメクリエイツはどのようにして見つけていただいたのですか？
（奥さま）インスタでツバメさんの施工事例をたまたま見つけて、好きな雰囲気の家があったんですよね。大宮で行きやすいというのもあって面談の予約をしました。
（ご主人）ツバメさんの人柄がすごく良かったというのが決め手でした。初回の面談の時に「営業はしません」と言われたのがグッときて（笑）グイグイ来られるのが得意じゃないので、そういうスタンスと人となりに惹かれて。
家を所沢にしたというのもツバメさんに勧められたというのが大きいです。埼玉で家を買うと決めていたので、物件探しも考えると埼玉に強いツバメさんがいいかなと。
（ツバメ）弊社スタッフの人柄をお褒めいただきありがとうございます。担当者が喜びます（笑）様々なエリアでやっているのですが、埼玉県に強いのは事実です。お施主様のご要望にマッチするような物件を見つけることができるのも、強みのあるエリアがある弊社の特徴です！
（ツバメ）リノベのこだわりポイントを教えてください。
（ご主人）リビング・ダイニングを好きなインダストリアルな雰囲気にしました。天井を一番やりたかった躯体現しにして、床はインダストリアルになりすぎないよう無垢材にしています。
（ツバメ）躯体現しをどこまでやるのかは施工を始めるまで決まっていなかったそうですね。
（ご主人）そうですね。剥がしてみないと状態が分からないので、綺麗な部分だけ残して状態が良くなかった壁面はモルタルを塗ってもらいました。
（ツバメ）躯体現しにしたことで天井が高くなったというメリットもありますね。
（ご主人）実は、洗面所とトイレの床が他のところよりも15センチ高くて段差があったので、フラットにするために床を上げています。その意味でも天井を躯体現しにして高くしたのはよかったですね。
（奥さま）躯体現しにしていない場所は天井が低くなるんじゃないかと心配していたのですが、住んでいると気にならなくなりましたし、やってよかったと私も思います。
（ツバメ）床がフラットだとお掃除ロボットも活躍できますし、お手入れがしやすくなりますよね。
キッチンの突き当たり左側はパントリー、右側は廊下に繋がっていて回遊できるようになっている。
（ツバメ）元々あった和室をなくして、ひとつのリビング・ダイニングにしたり、キッチンを回遊できるようにするなど空間の広さを感じられるようになっていますね。
（奥さま）そうですね。キッチンスペースはセミクローズドだったのを、オープンにすることは決めていました。当初は大きめのキッチンを入れることを検討していたのですが、回遊できるようにして動線をスムーズにするために、当初の予定より小さなキッチンを入れてスペースを確保しています。
（ツバメ）実際にやってみて使い心地はどうですか？
（奥さま）結構悩みましたが、結果的に回遊できるようにしてよかったです。便利だし、パントリーも作れましたし、これ以上大きなキッチンを入れても持て余していたと思います。
オープンキッチンにしたことで採光も十分！
（ツバメ）玄関からリビングダイニングへ繋がる廊下に沿ってある2部屋も回遊できるよう部屋同士を繋げていますよね。
（奥さま）一部屋は寝室で、もう一部屋のスペースの一部を土間と寝室にして、残りをウォーク・イン・クローゼットにしました。いくつかレイアウトを提案してもらって、寝室からも廊下からも出入りできるものを採用したのですが、使い勝手や風通しが良くて気に入っています。
（ご主人）私の趣味が古着で服が多いんですよ。スペースに余裕があって、服をかけて収納できるのでいいですね。
（ツバメ）土間にたくさんの靴が並べられていましたが、あれもご主人の趣味ですか？
（ご主人）そうです。以前は靴を箱に入れて積んだりしていたのですが、今は並べられるようなってよかったです。 “かっこいいから”という理由で土間を設けたのですが、使い勝手が良くて重宝しています（笑）
（ツバメ）土間は入った時の空間の広がり演出するだけでなく、外から持ってきたものをそのまま置いたりできたりと実用面でもメリットが多いですよね。
廊下手前に見えるカーテンの先に寝室があり、ウォークインクローゼットと繋がっている。
（ツバメ）今回のリノベを振り返ってやってよかったなという点はどこですか？
（奥さま）ちゃんと収納スペースを確保しておいてよかったと思いますね。ファミリークローゼットみたいに広い場所を作って、そこにまとめておくというのもあると思うのですが、私たちはそうではなくて。毎回、取りに行くのは面倒じゃないですか（笑）二人とも何かをやりながら、すぐ取りたいという性格なので、その場所その場所に収納スペースを設けました。例えば、当初は洗面所に収納スペースがなかったんですけど、洗剤とかそこで使うものを置くスペースが欲しくて作ってもらっています。
（ツバメ）収納と動線の関係は重要で、どちらかが崩れるともう一方も悪くなります。先ほど奥さまがおっしゃっていたように住まれる方の好みもありますが、理想だけでなく実際に生活することを考える必要がありますね。
（奥さま）内装は後からいくらでもなんとかなるし、家具を置くと部屋が狭くなっちゃうので、リノベの段階である程度収納スペースを設けたのは正解だったなと思っています。
土間とウォークインクローゼットは十分なスペースを確保した。
（ツバメ）今後やりたいことなどありますか？
（奥さま）植物が好きでリビングダイニングの東の窓側にサンルームを設けました。以前の住まいは環境が悪くて育たなかったので。今はかなり元気に育ってくれています。今後、家族が増えた時のためのスペースにもできるのかなと。ベビーベッドを置いたり、勉強机を置けばキッチンから様子を見ることもできますし。
（ご主人）部屋を増やすとなったら、半個室みたいにしてもいかなとか。
（ツバメ）スペースに余白があると、そういった柔軟な使い方ができるんですね！
右奥のスペースがサンルーム。日当たりがよく居心地の良い空間は使い勝手も良い。スペース確保のため植物たちは北側の窓際に移動した。
（ツバメ）お二人から「ツバメのこうはい」の皆さまへアドバイスをお願いします！
（ご主人）やりたいことをツバメさんに伝えれば、それに沿った提案をしてくれると思うので、まずは自分たちでどういう部屋作りをしたいかという明確なブレない軸をしっかり作ることが大事だと思います。
（ツバメ）ご夫婦でリノベをする場合は、何をされたいのかを、お二人で擦り合わせておくことは大切なことですね。具体的でなくても全体的な雰囲気や絶対に取り入れたいことなどは話し合っておくとスムーズにできるかと思います。
（ツバメ）奥さまはいかがですか？
（奥さま）なるべくお任せした方がうまくいきますよってお伝えしたいです。ああした方がいい、こうした方がいいっていうのがSNSでいっぱい見つかるじゃないですか。それを全部取り入れようとすると大変なことになると思うんですよね。全体のバランスもありますし、実際に取り入れたら実生活に不向きだとか、メンテナンスしにくいとか。その点、ツバメさんはプロなので、ざっくりとした希望を伝えて、あとの細かなところはお任せしてもいいのかなと。なので、なるべくお任せしますって言っていました（笑）
（ツバメ）ありがとうございます。お二人のお話から、細かく決まっていなくても大丈夫ということも言えると思います。例えば、コンセントや照明の位置などを一つ一つ決めていくのは大変です。その点お任せいただければ、理想に寄せつつ実生活が快適になるようなデザインをご提案させていただきます！
（ツバメ）物件探しのお話をされている時に、資産価値が下がらない場所というのを念頭に置いていたということをおっしゃっていましたが、ここを売却することも考えていらっしゃいますか？
（奥さま）それも選択肢にあります。ライフスタイルの変化に合わせて、より生活しやすい環境を選べるようにしておくことは大事だと思っています。それもリノベの魅力ですよね。
（ツバメ）最近、2度目のリノベをしたいというご依頼が増えています。ご家族が増えたとか生活サイクルが変わったなど、ライフスタイルの変化がきっかけの方が多いですね。
（ご主人）今回、自分がやりたいことはほとんど出来たので、もし次リノベをするとしたら同じ感じになるのかなと思います。次回も、もちろんツバメさんをお願いしたいです（笑）
（ツバメ）ありがとうございます！物件が決まった状態でリノベを依頼されると希望通りにならないこともありますが、Sさまのように物件探しから一緒にやっていると、ご希望されているリノベを実現できる物件探しができるので、ある程度ご希望に添えたのではないかと思っています。
S様ご夫婦、本日はありがとうございました！
written by Ryota Asami
